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ヨーロッパ人が初めてオーストラリアに行ったとき、大きな飛び跳ねる動物を見た。びっくりしてアボリジニに「あの動物は何というんだい」と聞いた。ある男が「カンガルー」と答えた。それは現地のことばで「I don't know」という意味だったが、その動物の名前として広まってしまった。
子どものころあちこちの本で見かけた話である。この質問をしたヨーロッパ人はキャプテン・クックだともいう。以前、英語の勉強のためにアメリカの子ども向け豆知識本を読んだことがあるが、その本にもこの話は書いてあった。たしかに子どもの喜びそうな、ちょっとおもしろい話である。

しかし、よく考えてみれば、実にばかげた話だと気づく。あんなに目立つ動物にアボリジニが名前をつけていないはずがない。

正解は、グーグ・イミディル語(Guugu Yimidhirr)の kangurru (大きな灰色のカンガルー)が語源だそうだ。

http://www.tooyoo.l.u-tokyo.ac.jp/Australia/GuuguYimidhirr.html

ところで、斎藤和英大辞典では kangaroo という単語が「ふくろねずみ」という項目に対して当てられている。むかしはカンガルーのことを「ふくろねずみ」といったのだろうか。

逆に「ふくろねずみ」を調べてみると、研究社の新和英大辞典では
【動】 a pouched mouse; 《米》 an opossum; 《口語》 a possum
となっている。なるほど、オポッサムならそれなりに有名な動物だ。
新辞林でも
オポッサムの別名。
となっている。では斎藤先生が何か勘違いしたということだろうか。

ところが、広辞苑では
(1)カンガルーの異称。(2)コモリネズミの異称。
となっているのでわけがわからなくなった。同じく広辞苑によれば、コモリネズミは「オポッサム科の一種マウスオポッサムの別称」らしい。

さすがに新大陸の動物。カンガルーの名前にはわからないことがたくさんあるようだ。わたしも「I don't know」と答えたくなった。
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安倍首相の「子育てフレンドリーな社会」という表現は、根が関西人のたんご屋にはほとんどギャグのように聞こえる。「子育てを助ける社会」とか「子育てに有利な社会」でいけない理由がわからない。

あるいは糸井重里さんや仲畑貴志さんの書いた奇抜なコピーのようでもある。彼らなら「食いしんぼうフレンドリーなレストラン」とか「飲んべえフレンドリーな居酒屋」とか、おもしろおかしく書きそうだ。

「再チャレンジ」は「再挑戦」ではいけないのだろうか。「イノベーションの力とオープンな姿勢」は「技術革新の力と開かれた姿勢」で十分だと思う。

安倍首相は美しい国を標榜しているのだし、安倍内閣の伊吹文科相は「美しい日本語ができないのに外国の言葉をやったってダメ」といっているのに、「子育てフレンドリーな社会」というのはちっとも美しくない表現だ。
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