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前回の郵政選挙の裏返しのようなかたちで民主党が大勝した。民主党支持者ではないし今回民主党に票を投じたわけでもないけれども、この結果はよかったと思う。これまでどうせ結局は自民党が政権を担うんだろうという白けた雰囲気があったと思うけれども、これでやっと政権とは変えられるものだという実感を国民がもつことができるようになった。
自民党としては、安倍さん、福田さんのときに解散総選挙をやっていればここまで酷いことにならなかったと思う。延ばしたがゆえにいちばん悪い結果になったのではないか。これからは野党としてしっかり民主党を監視してもらいたい。それでこそ、今回政権が交代した意味がある。
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11時ごろに自転車で投票所に向かったら小雨が降ってきた。急いで走って投票所に着いたら、雨模様だというのになんと行列ができていて 5 分ほど並んでからでないと投票箱のある部屋に入れないという混雑状況だった。地方選挙も国政選挙もずっと投票しつづけているが、こんなことはこれまで初めてだ。それだけ今回の選挙は有権者の関心が高いということなのだろうか。

将棋棋士の羽生さんと翻訳家の柳瀬さんの対談。とはいっても、実際には文化人の柳瀬さんが羽生さんをインタビューした本という感じである。

羽生さんの話はとてつもなくおもしろい。あちこち線を引きたくて、でも引いたら線だらけになっちゃうなあと思うほどだったが、図書館で借りた本なので実際に線を引くことはできなかった。

羽生さんは、将棋の理論や戦法の流行、勝負の機微などのことを将棋界以外のひとにもわかりやすく説明し、また、そういった将棋の世界で身につけた知見を、世間、社会、自然に的確に応用して説明してみせる。これは従来の棋士にはなかったことだ。

かつて羽生さんと同様に将棋の世界を極めた升田幸三や大山康晴といったひとたちも、表現する意思と技術があれば興味深い考察を聴かせてくれただろうと思う。しかし、升田は「ワシの考えはおまえらにはわからん」といいそうだし、大山は「そんなことしても何の得にもならんでしょう」といいそうだ。

それにしても、対談相手の柳瀬さんは、羽生さんを尊敬するあまりか、どうにもとんちんかんな、というか、つまらない質問をしていたように思う。

たとえば、最初のほうで柳瀬さんは「記憶」に妙にこだわっていた。羽生さんは「勝つためには忘れなければならない」「覚えることはコンピュータにまかせておけばよい」と簡単に流していたが、羽生さんがそんなことをいうなんて信じられないといったようすに見えた。

記憶が将棋の本質とあまり関係がないというのはそれほど強いわけでもないアマチュア棋客のわたしにもわかる。将棋指しは記憶力が高いといわれるが、将棋指しは職業として将棋を一生懸命に指すからその指し手を覚えているわけで、それはどんな職業のひとでも同じだろう。柳瀬さんの英語や日本語の語彙に対する気違いじみた記憶力だって同じこと。同業のわたしから見てもある意味バケモノに見えるが、しかし同時にそんなことは当たり前だろうとも思う。つまり、職業人が自分の仕事に関することで他業種の人にとって手品のような記憶力を発揮するのは当たり前だし、それ以外のときでも記憶力がよいほどよいかというと、そんなことはない。サヴァン症候群のひとが必ずしもその能力によって幸せであるようには見えないことからもわかるように、一般論からいっても、記憶は適当に取捨されてこそ価値があるはずだ。

まあ、将棋のような木でできた単純なゲームでも、極めれば他のひとにとって生きかたの参考にさえなる知恵が得られるというのはおもしろいことであり、一見くだらないと思えるような仕事や雑事をやらざるをえないわたしたちも、それを突き詰めることで何かを得られるかもしれないと思えるという点で、たいへん励みになる。
独身男性が職場に弁当を作っていくことが流行っていて「男子弁当」というらしい。それならわたしは時代を先取りしていた。もう 20 年以上前のことになるが、独身で会社に勤めていたころに何回か弁当を作って持っていったことがある。もっとも、わたしの場合は毎回毎回そうしていたわけではない。給料日前の苦しいときだけだ。夕食を自炊していたので料理を作ること自体は別に苦ではなかった。

あるブログに、この「男子弁当」の風潮が嘆かわしいものとして書かれていた。

「昔の男性は、自分で弁当をつくらない(男手一つで子どもを育てているというような場合は別として)。いくら「経済的」「合理的」と思っても、自分の美学がそれを許さなかった。」
「弁当をつくるような男性は、精子が確実に弱くなっているし、少なくなっているし、劣化している(と思う)。」
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そういうふうに思うひとも、まあいるのだろうなあ。弁当を作って持っていくことを恥ずかしいと思ったことは、わたしはなかった。他人に見せるために作っていたわけではなくて自分で作って自分で食べるものだし、食べてしまえばおしまいだから。

まあ、それは別問題としても、自分の食べるものを自分で作ることを「嘆かわしい」というのは、生きものとして不自然だとわたしは思う。本来、動物は、自分で採集なり狩猟なりをして食物を手に入れて自分で食べる、それができなくなったら死ぬ、というものだろう。人間の社会は非常に複雑になっているからわかりにくいけれども、それでもヒトも動物であることには変わりない。社会的にいろいろな意味づけがあるにしても自分が食べるものを自分で用意する行為が非難される道理はないと思う。
夕方の公園にいると、広い芝生の上を赤トンボがたくさん飛んでいた。あれほど多くのトンボが飛んでいるのをこれまで見たことがない。広い公園だから遠くのほうのトンボはかなり小さく見える。まるで何かに集るハエのようだな、ああ、そうか、だから英語で dragonfly というのかな、と思った。

トンボといえば、子どものころによく追いかけたシオカラトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマなどを想い出す。非常に速く直線的に飛んでいくかと思えば、空中でホバリングしたり、羽を広げてたまま棒の先に停まったりする。カなどを食べてくれる益虫でもあるし、トンボの古名はアキツ(アキズ、秋津)で、秋津島といえば日本のことだ。、颯爽としたかっこよい昆虫、特別な昆虫という印象がある。

だから、なんで英語では dragonfly と fly (ハエ) の仲間のような名前で呼ぶのだろうと思っていた。ハエは日本でも外国でもかっこのよい昆虫というよりはどんくさくてうっとうしい昆虫だろう。似たところのないぜんぜん違う昆虫じゃないかとわたしは思ってしまう。まあ、しかし、考えてみればチョウも butterfly だから、一般に空を飛ぶ昆虫のことを英語で fly と呼ぶというだけのことなのかもしれない。

マニフェスト選挙だとかいっている。マニフェスト。英語にも manifest という語がある。形容詞としては「明らかな」という意味だし、個人的には会社員時代に「積荷目録」という意味でよく目にしたり耳にしたりした単語だ。でも、最近の選挙でいっているのはイタリア語 manifesto で「政権公約」という意味らしい。「政権公約」という日本のことばがあるのに、日本の政党やマスコミがなんでわざわざイタリア語から借りてきたことばを使うのかは知らない。

それはともかく、マニフェスト選挙だというのなら、有権者が各党のマニフェストを簡単に手に入れることができなければおかしいと思うのだが、どうも、そう簡単には手に入らないようだ。民主党の事務局に電話してどこで手に入るのかを聞いてみたら、はっきりとは答えてくれなかった。もしわたしがその電話に出た女性の立場だったら、自分の党に興味を持って電話してきてくれているのだから「ご郵送しますのでぜひごらんください」と答えると思うのだが。

一部の政党ではホームページから PDF ファイルとしてダウンロードできるようにしているらしい。しかし、当然ながらだれもがインターネットを使用しているわけではない。たとえば、田舎で漁師をしていてインターネットなど見たことも使ったこともないわたしの両親はどのようにして各党のマニフェストを見ることができるのか。そういうひとたちはおいてけぼりでよいと思っているのか。まあ、わたしの親はカタカナ語ということもあって「マニフェスト」って何よ、と思っているような気がするが。
子守男さんが「つなぎ言葉の filler」という記事を書いていらっしゃった。話の合間に挟むあまり意味のないことばを filler というのだそうだ。わたしにとって filler はプログラミング言語の COBOL で未割り当ての記憶域を表す予約語としてなじみがある。それ以外に、ちょっと書いてみようかと思ったことがあるので書いてみる。

冷蔵庫の冷蔵室というのは入れているものが少ないほどよく冷える、つまり電気代が節約できることがよく知られている。そのほうが冷気が全体によく回るのでよく冷えるのだそうだ。しかし、冷凍室は、逆にものが詰まっていればいるほど電気代が節約できるらしい。

というわけで、うちでは、冷凍室のすきまに大量の蓄冷材を詰め込んでいる。ふつうの家庭にはそんなに大量の蓄冷材がないかもしれない。幸いうちには漁師の親が生の魚介類をよく送ってくれるので腐るほど蓄冷材がある。こういったものも filler といってよいかと思う。

1 filler fillers [N-MASS]
Filler is a substance used for filling cracks or holes, especially in walls, car bodies, or wood.
2 filler fillers [N-COUNT]You can describe something as a filler when it is being used or done because there is a need for something and nothing better is available. (INFORMAL)= stopgap
(Collins Cobuild English Dictionary)


冷凍室に入れる冷凍食材が増えると filler として詰めていた蓄冷材が追い出される。それらの蓄冷材は冷蔵室に移動させる。冷蔵室は庫内の食品が少ないほどよいというが、凍った蓄冷材を入れるのであれば庫内温度が上がったりすることはなく、むしろ庫内温度を低く抑えてくれるのに役立つのではないかと思うからだ。だから、ビールを速く冷やしたいときや生ぬるい麦茶を冷蔵室に入れるときなども蓄冷材といっしょに入れることがある。これは素人考えだが、実際、経験的には、蓄冷材といっしょに食材を入れると速く冷えるように感じる。

こういうのは、電気代節約という意味で economical、蓄冷材を捨てないという意味で ecological ではないだろうか。
東京のマンションの一室で女性の変死体が見つかったという。ところが、テレビのニュースワイドショーではその件の詳細はあまり報道されずにその部屋によく出入りしていたという俳優が麻薬使用の疑いで逮捕されたという事件ばかりが大々的に報道されている。奇妙なことだ。

同じ日だか次の日だかにプロサーファーを自称する男性が覚醒剤の所持で逮捕されたという事件もあった。男性の妻が有名な女優だったということで、ワイドショーでは「芸能ニュース」として大きく取り上げられていた。しかし、夫婦とはいえ共犯でもないかぎり夫が犯した罪は妻には関係ない。こんなのは「芸能ニュース」でもなんでもないと思うし、そもそもそんなに大きく報道するようなことなのか。

初めての裁判員裁判についても大きく取り上げられていた。あまり興味がないのでよく知らない。脳死からの臓器移植が初めて行われたときの報道を想い出した。あのときと同じで、この後何件も続くようになったらどうせ取り上げられなくなるのだろう。


追記(2009/08/11):
その後、「共犯でもないかぎり夫が犯した罪は妻には関係ない」と書いた自称プロサーファー氏の妻は失踪から覚醒剤の所持で逮捕ということになった。共犯とはいわないだろうが、妻も罪を犯していたという意外な展開だった。それにしても、その女優のニュースは六本木の変死体の件よりもはるかに大きく取り上げられている。それもまた奇妙なことだと思う。
別に特定の政治家や政党をけなしたり応援したりする意図はないけれど、麻生首相のいったという「高齢者は働くことしか才能がない」という文は、前後の発言も含めて読んでみても、どうも意味がよくわからない。

第一、事実に反する。語学に才能のあるひと、長唄の得意なひと、絵の得意なひと、いろいろなひとがいるはずだ。それは麻生さんもわかっているだろうに、なぜ「働くことしか才能がない」などというのか。その意図がわからない。

ご本人も高齢者だから半分冗談ですまされるのかもしれないが、もし仮に「○○人は働くことしか才能がない」のようなことをいったとしたらたいへんな差別発言だ。内容としてはそれと同じことだろう。麻生さんは以前にも「(医者には)もっとも社会的常識が、かなり欠落している人が多い」などといったことがあるが、そういうふうに「だれそれはどう」と決めつけることがお好きなひとのだろうか。

もっとも、典型的な下々の人間であるわたしが、麻生さんのような上流階級のひとの考えていることを容易に理解できるほうがおかしいかもしれない。
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