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きょうは二十四節気の「霜降(そうこう)」。この日のことを知らなかったので、カレンダーでこの文字を見たときに「しもふり」と読むのかと思ってしまった。明鏡国語辞典によれば、このころから霜が降り始めるという。もちろん、(別の意味ではあるが)同じ字で「しもふり」とも読む場合もある。

明鏡国語辞典の説明では霜が「降(ふ)り始める」となっているが、霜とか霧などは「降(お)りる」ともいう。同じ漢字で送り仮名が違うだけだからややこしい。広辞苑の「霜降(しもふり)」の項では「霜の降りたように、白い斑点が散らばっている文様」と「降りる」のほうを使っているのがおもしろい。

雨や雪が降るのはわかるけれど、空中を落ちてくるわけでもない霜のことを「降る」とか「降りる」とかというのは、よく考えるとちょっとふしぎだ。「霜が生える」という表現であったとしてもおかしくないような気がする。科学的に考えれば、空中の水蒸気が地面で氷の結晶になって目に見えるようになるのだから、降る、降りる、というのはそれほど変ではないかもしれないが、むかしのひとがそんなことを知っていたわけではないだろう。

霜だけではなく、霧(きり)や霞(かすみ)、靄(もや)なども「降る」「降りる」ということを考えると、むかしのひとたちは、霧、霞、靄、霜などのことを、天から降ってきた、あるいは降りてきたものと考えていたのではないだろうか。もしかしたら天の雲が落ちてきたと思ったのかもしれない。


追記:
そういえば、「霧が立つ」「霞が立つ」「霜が立つ」などともいう。霧や霞などが「立つ」のは、地面や水面からたちのぼるように見えるからなのだろう。霜が「立つ」のはなぜだろう。地面から突き上げるように立つからだろうか。
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新しく始まった NHK の連続テレビ小説 「ウェルかめ」はなかなかよい。主演の倉科カナさんには、『エリンが挑戦! にほんごできます』に出ていたときから注目している。とてもかわいらしいし、演技もまずまずうまいと思う。なんといっても、家族を演じている役者さんたちが本当の家族のように見えるし、徳島ってこんなにきれいで魅力的なところなのか、金と暇があったらぜひ一度ゆっくりと行ってみたいものだ、と思わせてくれる。

前作「つばさ」主演の多部さんもとてもかわいらしかったし一生懸命に演技しているのは好感が持てたが、ドラマ自体があまりにつまらなくて途中で見るのをやめた。NHK の朝のドラマを毎回楽しみに見続けていた実家の両親もさすがに「つばさ」だけは途中で断念したらしい。最初のほうしか見ていないけれど、「つばさ」で家族を演じていたひとたちは本当の家族のようには見えなかった。中村梅雀さんも高畑淳子さんも、まるで他人同士で同居しているように見えた。また、川越ってこんな魅力的な街だったのか、ぜひ一度行ってみたいものだ、と思わせてくれるものがまるでなかった。

ただ、「ウェルかめ」の主人公は「世界につながる編集者」を目指している、という設定になっているが、「その世界につながる編集者」というのがどういうものなのかよくわからない。「世界につながる」というのは具体的にはどういうことか。現代のほとんどの日本人は、中国産の衣類を着て中国産の野菜を食べているわけだから、ふつうに生活しているだけで世界につながっていると思うが。そういう意味とはまた違うのだろうか。

だいたい編集者というのは日本語の専門家で部屋の中でのこまごまとした作業が仕事の中心だろうと思っていたが、どのようにすればそれが世界につながるのか、よくわからない。また、主人公が夢を実現するために本を読むとかファッションを勉強するとか語学を勉強するとかいったようすは描写されていない。視聴者は編集の仕事のおもしろさやたいへんさを知りたいだろうと思うので、そのあたりをもう少しとりあげてほしいと思う。
夕方のニュースバラエティの芸能コーナーで
「ハプニングが起こりました」「ハプニングが発生しました」
と言っていたので、あれ?それでよいのかな、とちょっと疑問に思った。

「ハプニングがあった」ならおかしいとは思わないが、「ハプニングが起こりました」というのは A happening happened ということだから何だか重複表現のようだし、ほとんど何もいっていないに等しいのではないかという気がしたのだ。そこで、件の日本語について妻に意見を聞いてみたところ、別におかしくない、と言われた。

で、ググってみたら、a happening happened という句を使っているサイトはそれなりにあるということがわかった。ついでに、an occurrence occurred はどうだろうと思ってググってみたら、こちらの表現もそれなりのサイトが見つかった。

気にしすぎなのかもしれない。日本語でも、「食べものを食べる」「飲みものを飲む」「着物を着る」とふつうにいうわけだから。

そういえば、先日テレビ東京のフィギュアスケートの番組でアナウンサが
「浅田真央ちゃんは世界の注目を注がれている」
というような発言をしていた。「注目を注ぐ?」と思ったが、これも気にしすぎか。
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