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slipper や door は、現在は「スリッパ」「ドア」という表記がふつうになっているが、かつては「スリッパー」「ドアー」と表記していたと思う。このように、カタカナ語に長音符号をつけるかどうかは曖昧なことが多い。

「コンピュータのプロセッサおよびメモリのデータのサマリをプリンタに出力する」

技術系文書ではこういう文を書く。カタカナ語が多いのはともかく、それらのカタカナ語の語尾に長音符号がないことに違和感を感じるひとは多いと思う。一般には次のような書きかたのほうがふつうに感じられるだろう。

「コンピューターのプロセッサーおよびメモリーのデータのサマリーをプリンターに出力する」

長音符号を付けるかどうかについての基準には「外来語の表記」のよりどころを定めた「内閣告示第二号」がある。それによれば
英語の語末の-er,-or,-arなどに当たるものは,原則としてア列の長音とし長音符号「一」を用いて書き表す。ただし,慣用に応じて「一」を省くことができる。
とのことだ。つまり、computer は原則として「コンピューター」と書きなさいという。したがって、新聞は「コンピューター」「エレベーター」と書いているはずだ。

日本工業規格(JIS)の「JIS Z 8301:1996」は上記の内閣告示とは異なった規則を定めている。
解説付表3 原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則
a) その言葉が3音以上の場合には,語尾に長音符号を付けない。 例:エレベータ(elevator)
b) その言葉が2音以下の場合には,語尾に長音符号を付ける。 例 カー(car),カバー(cover)
c) 複合語は,それぞれの成分語について,上記a)またはb)を適用する。 例 モータカー(motor car)
d) 上記a)~c)による場合で,1)長音符号で書き表す音,2)はねる音,及び3)つまる音は,それぞれ1音と認め,4)よう(拗)音は1音と認めない。
 例 1)テーパ(taper) 2)ダンパ(damper) 3)ニッパ(nipper) 4)シャワー(shower)
http://www.jst.go.jp/SIST/handbook/sist08/f0808.htm
わたしの請ける仕事は、これと同様に指示されることが多い。おそらく、製造業者や翻訳会社の多くは、これに準じて表記基準を定めているのだろう。
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