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CS 放送でむかしの「松本清張の黒革の手帳」というドラマをやっていて、おもしろく見ている。これは、米倉涼子さんの主演したドラマとは違って、1982 年に放送された山本陽子、田村正和、三國連太郎といったひとたちが演じた作品だ。

当然ながらまだ携帯電話のない時代で、黒電話やピンク電話が使われていたり、銀行で使われているオンライン端末が古くさかったりしてなんともなつかしい感じがする。米ドラマ「スタートレック」に出てくるコンピュータがいまの目で見るとちゃちだというのとはまた違う。だって、「スタートレック」のコンピュータは当時想像された未来のコンピュータにすぎないが、「黒革の手帳」に出てくる端末は本当に使われていたものなのだから。

台詞で使われている語彙もいかにも古くさい。「舞踏会の貴婦人のよう」とかいう台詞があったが、そういう比喩を使うひとはいまではほとんどいないだろう。

番組冒頭のナレーションには「ハイミス」ということばも使われている。これもなつかしいことばだ。「ハイミス」とは結婚しないままある程度以上の年齢になった女性のことである。「オールドミス」ともいった。むかしからの日本語なら「いかずごけ」「いかずおば」。もちろん差別語で、いまなら放送局の自主規制にひっかかって放送できないだろうと思う。英語では spinster とか old maid だが、これらも軽蔑的に使われることばらしい。

いまならなんというのだろうなと考えたが思い浮かばない。「お局さま」ということばはあるが、これは職場の仕切り屋というような意味で結婚しているかどうかとは関係ないだろう。

いまは、既婚独身にかかわらず女性が社会で働くのは当たり前になっているので、そういうひとをことさら区別して表現する必要がなくなったということだと思う。元 NHK アナウンサの山根基世さんは、災害報道時に「女性は炊き出しをしろ」と研修でいわれたという。そういうものかと、その当時はあまり疑問をもたなかったそうだ。今とは隔世の感があるという由のことをおっしゃっていた。

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