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「隣(となり)」は常用漢字ではあるが、難しい字だし、訓読みでもあるし、個人的にはひらがなで書きたい文字である。個人的な文章を書くのであれば迷わずひらがなで「となり」と書く。

また、送りがなを「」とするか「隣り」とするかという問題もある。明鏡国語辞典によれば、

◆ 「送り仮名の付け方」では、動詞の意識をとどめるか、とどめないかで「隣り/隣」を使い分ける(「座席が隣り合わせになる/隣の町」)が、後者の場合も、「隣り近所」「右隣り」などのように、慣用的に「り」を送ることも多い。

とのことである。

また、『朝日新聞の用語の手引き』の「送り仮名表」には、「隣」「隣り合う」「隣り合わせ」「隣近所」「隣組」「隣村」「隣る」といった例が書かれている。

とはいえ、しょせん辞書や本は目安にすぎず、これらとは違う独自の基準あるいは事実上の標準をもつ組織もあるだろうと思う。

このような議論を避けたいので、たとえば英日翻訳の仕事で原文に the adjacent button という句があったら「となり」を避けて「横のボタン」「隣接するボタン」などとわたしは訳している。

マニュアルを手分けして訳している場合に、自分が「隣りの」と訳していて他の翻訳者が「隣の」と訳していたら不統一になってしまうかもしれないということもある。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは! 『記者ハンド』によると、名詞的な用法は「隣」(隣近所、隣の席 など)、動詞的な用法は「隣り」(隣り合う など)らしいですよ。
「横のボタン」など別の言い方に回避するやり方、私もよくやります。オトナの知恵☆ と思うんですが、人によって同じ言葉が「隣」だったり「横」だったりするのも表記統一する側は大変かも? と思ったりもします。難しいですよね。
2007/10/24(水) 09:49 | URL | すー #-[ 編集]
なるほど、共同通信社の記者ハンドブックは明鏡国語辞典と同じ見解ですか。そうすると「となりのボタン」は「隣のボタン」という表記が正しいのかもしれませんが、どちらかを選べといわれれば「隣りのボタン」という表記のほうがわたしは好きです。和語なのでかなをできるだけ入れたいという気持ちがあるのかもしれません。
そうですね、論争を呼びそうな語を避けて、かなで書いたり言い換えて書いたりするのは、くせになってしまいますね。このブログの文章を書くときでもそういうふうにしているところがあります。日和見主義というか、ことなかれ主義で、あまりよくないことかもしれませんが。
おっしゃるように、「隣」と「横」が交ざると統一はたいへんかもしれません。でも、やはり「隣り」という語は気分的にあまり使いたくありません(笑)。
2007/10/24(水) 10:51 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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