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わかりやすいマニュアルを作る文章・用字用語ハンドブック改訂新装版
著者: テクニカルコミュニケーション研究会
出版社: 日経BP出版センター

マニュアルや技術文書を書く仕事をテクニカル・ライティング、書くひとをテクニカル・ライターという。

わかりやすくて間違いのない文章を書くのは本当にむずかしい。わたしはフリーランスの翻訳者をやる前はマニュアル製作会社に勤めていたが、マニュアルの原稿を何度書き直してもそのたびに朱を入れられて書き直しを命じられた。おかげで文章を意地悪く読むくせがついた。この本の誤植を見つけてしまったぐらいだ。

米国などではテクニカル・ライターは立派な専門職として認知されていると聞くが、日本ではテクニカル・ライティングにそれなりの技術、知識、経験が必要だと思っているひとはあまり多くないと思う。どちらかというと、文章なんてだれでも書けると思われている。

わたしだって、前の職場で自分の原稿に朱を入れられるたびに「そんな細かいこと、だれが気にするんだよ」と腹を立てながら直していた。いまでも下手な文章しか書けないけれど、文章を書くには高い技術と注意力が要るということは認識するようになった。

この本には、テクニカル・ライティングで気をつけること、知っておくべきことなどが懇切丁寧に解説されている。一般的な文章作法の本とはちがって非常に具体的で実践的な内容なので、すぐに役に立ちそうだ。

それなりの価格なのでどなたにもおすすめできるというわけではないが、ことばに興味のあるひとなら読みものとしてもおもしろいだろう。テクニカル・ライターや技術翻訳者だけでなく、ふつうのひとが社内文書やサークルの案内など、他人が読む文書を書くときにも参考になると思う。

コメント
この記事へのコメント
こんばんは。久しぶりにコメントします。
テクニカル・ライターという職業があるんですね。初めて知りました。
以前、友人が「入門書なのにどうしても頭に入ってこない」と言いながら読んでいた実用書があり、どれどれと少し見せてもらうと、確かに…と感じたことがありました。
会計関連の入門書だったのですが、例えば、あるカテゴリーの中に「A・B・C」3つの項目があり、それぞれを説明をしていく章があるとします。そこでは最初に項目を提示した段階ではABCの順で提示してあるにも関わらず、説明に入ると特に断り書きもなくBACの順になっており、これでは読みながら頭の中で整理ができないなと感じました。
私が読んだ一部分だけがこうなのかと思い友人に聞くと、なんとか中盤まで読んだけど、最初からずっとこんな調子だという答えが。結局友人は最後まで読みきることなく、別の入門書を買い直していました。

適切な語彙を使用し、簡潔に分かりやすく。
と、こういうコメントを書く際にでも、このような点に注意してはいるのですが、私はつい文章が長くなってしまいます(今回も長いですね)。
初めて知った職業ですが、自分で文章を書いてみると、人に伝える文章を書くということがいかに専門的な技術を要するかが身に染みて分かりますね。

ちなみにマニュアル製作会社というものがあることも今回初めて知った次第です。
2008/01/15(火) 21:03 | URL | 青井 #U.6kmnNM[ 編集]
青井さん、コメントどうもありがとうございます。

わたしのほうは、あらら、やってしまいました。「マニュアル製作会社」ではなくて「マニュアル制作会社」でしたね。本文を直してもよいのですが、こういう記事ですから自戒の意を込めてそのままにしておくことにします。
何度見直しても、こういう間違いはあとからあとからいくらでも出てくるんですよね…。わかりやすく間違いのない文章を書くのは本当にむずかしいと思います。
2008/01/15(火) 22:58 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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