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論理思考を鍛える英文ライティング
富岡竜明 研究社 2003年10月

英作文をするときに日本語で下書きをしてから英語に訳すというひとはいないと思う。しかし、日本語母語話者は常に日本語で考えているはずだから、はっきりと意識していなくても、まず日本語的な発想で考えてからそれを英語で表現しているわけで、その結果、日本語的英語を書いてしまうことは多いだろう。

この本は、まず、日本語的発想の日本文を示し、どこが日本語的発想なのかを指摘し、英語にしやすい日本文に修正し、問題のある英文例を添削し、最後に模範訳を示している。英作文指南書なのに日本文の修正が中心的な作業になっているところがおもしろい。上で書いたような頭の中での無意識の作業を意識化させてくれる本だ。

論理性というのは突き詰めて言えば、文章の中の要素間の関係のあり方」という指摘はなるほどと思った。それがくずれると、論理の飛躍や類似表現のくり返し、脈絡のない話題の転換などが生じる。

また、系統だってはいないが、something と what の関係は不定冠詞 a (an)と定冠詞 the の関係に似たものがあるとか、「われわれ」は we ではなく you または one であるとかいった、ふつうの本には載っていないような、英語を書く上での具体的な技術も随所に盛り込まれていて参考になった。
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