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魚のアンコウについて調べるテレビ番組を見ていたら
「ここはアンコウのギョばですか」
というような台詞があった。

ああ「漁場」のことかとその場で理解したが、わたしの感覚では「漁場」は「ギョジョウ」か「りょうば」である。「ギョば」という言いかたはあるのだろうか。そう思ったので辞書で調べてみた。

ぎょば【漁場】⇒ぎょじょう(漁場)
(新辞林)
ぎょ‐ば【漁場】⇒ぎょじょう
(広辞苑第四版)

ということで、「ギョば」という言いかたはあるが、ギョジョウのほうがふつうの言いかたらしいということがわかった。

しかし、たとえば、「コウジョウ(「工場)」より「コウば(「工場)」、「シジョウ(市場)」より「いちば(市場)」のほうが小規模な印象があるので、「ギョば」は「ギョジョウ」よりも小さな区域を指しているような感じがする。

演歌では「りょうば(漁場)」という。だから、これがいちばんふつうなのかと思っていた。

しかし、辞書では

りょうば【漁場】魚・貝などをとる所。ぎょじょう。
(新辞林)
りょう‐ば【猟場】(1)狩猟する所。かりば。(2)魚や貝をとる所。漁場。
(広辞苑第四版)

ということになっている。

本来は「漁」という字に「りょう」という読みかたがないということは知っていたが、広辞苑で「りょうば(漁場)」を見出しにもしていないのにはおどろいた。

ところで、漢字原によれば、「漁」を日本語で俗に「りょう」と読むのは「猟」と混同したからだという。そうすると、「漁師」ということばよりも「猟師」ということばのほうが歴史が古いのだろうか。

上方落語の「池田の猪買い」では、狩人のことを「ヤマリョウシ」と呼んでいる。わざわざ「ヤマ」をつけているのは、「漁師」とはっきり区別するためだろう。ということは、「漁師」のほうが「猟師」よりも古いような気もする。

文献も何も調べずに勝手な推測すると、もともと狩人のことを「リョウシ(猟師)」と呼んでいたのが、肉食を禁じられていた時代に「いさりびと(漁人)」のことを「リョウシ」と呼ぶようになり、むしろそちらのほうがふつうになって逆に狩人のことを「ヤマリョウシ」というようになったということかもしれない。
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