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「雪の降る街を」という歌は知っていたが「雪が降る町」という歌もあるらしい。そちらは知らなかった。「雪降る(街)」とか「雪降る(町)」というのは、英文法的に説明すれば形容詞節で、「の」や「が」は主体を表す助詞ということになるのだろう。

「の」を使うか「が」を使うかで意味に違いがあるのかと日本語教師の知人に聞いてみたら、「違いがあると習ったけれど、どう違うかは忘れた」とのことだった。そういわれてみれば何か違うような気もするけれど、どう違うのかわたしには説明できない。この記事は、「の」を使うか「が」を使うかは表記の好みの問題であって意味上の重大な違いはない、という前提で書く。

こういう「の」の使いかたについて、「わかりやすいマニュアルを作る文章・用字用語ハンドブック改訂新装版 」では次のように指南している。

例文
(1)
当社の開発したこのソフトウェアは~

当社が開発したこのソフトウェアは~

解説
所有を表す「の」以外は、ほかの語句が使えないかどうか考えます。(1)のように「の」が主体を表すときは「が」に書き換えます。
(同書100ページ)

この本の著者が言いたいのは、可能なかぎり誤解を避けるために、「の」は所有を表すときのみ、「が」は主体を表すときのみに使用しようということだと思う。

しかし、わたしとしては、これまで自分のルールとして従属節の主体を表すときは「が」ではなく「の」を使うことにしていた。なぜかというと、従属節で「が」を使うと主節の「が」と交じって意味がとりにくくなると思っていたからだ。たとえば、次のような文では、前者は「が」が重なっていてわかりにくいのではないだろうか。

船頭漕ぐ舟真下を通る。
船頭漕ぐ舟真下を通る。


でも、よく考えると、次のように「の」が重なってしまうこともあるわけだ。

船頭漕ぐ舟速度
船頭漕ぐ舟速度

この場合は、「が」を使ったほうがわかりやすいと思う。

けっきょく、従属節の主体に対して「が」を使うほうがよいか「の」を使うほうがよいかは残念ながら一律に決めるわけにはいかず、文ごとに自分の感覚で選択するしかないようだ。
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