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少し前、「店員に「ありがとう」と言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか。。。」というQ&A サイトでの質問がブログなどで話題になっていた。

(前略)
私の周りにも何人かそういう人がいて、料理が運ばれてくるたびに「ありがとう」と言ったり、
買い物してお釣りをもらうときに「ありがとう」と言ったりしてました。

見ててイラッとします。会釈ならいいんです。私もするし、感じいいです。でもなんで声に出す?
知り合いでも何でもないのに、馴れ馴れしくない?と思います。
そういう人に限って、何かあったときにねちねちクレームつけたりする。

私自身、コンビニでバイトしてたときに、「ありがとう」と言われたことあります(関西の発音の人が多かったような。。。)
正直、内心で「友達でもないのに何様?」と思ってました。別にお礼言われるようなことしてないし、と。
(後略)


質問者は客が店員に「ありがとう」ということを「馴れ馴れしい」と同時に「偉そう」とも感じるらしい。「馴れ馴れしい」態度と「偉そう」な態度は逆のような気がするのだが、そうでもないのか。

馴れ馴れしい人は、むしろ「ありがとう」とはいわないのではないか。「悪かったね」とか「すまなかったね」という人がいれば、そういうひとは馴れ馴れしいかもしれない。

偉そうな人も、「ありがとう」とはいわないだろう。「大儀であった」とか「ごくろうであった」という人がいれば、そういうひとは偉そうだ。まあ、何もいわない人がいちばん偉そうなのかもしれない。

わたしの育った田舎では、こういう商取引のときには売り主も客も実によく「ありがとう」「おおきに」「すんませんね」と言っていた。人はひとりでは生きていけないわけで、たとえば弁当 1 つ買うにしても、食材や容器を作る人、調理をする人、仕入れる人、そして売ってくれる人がいるから買うことができる。自分とは関係ないように見えても、世の中の人や仕事は互いに関係していて支え合っている。だから、自然に感謝する気持ちになって、それが口に出ているのだと思う。

また、よく知っているわけではないが、欧州や米国のひとたちも thank you などの感謝を表す語をよく使っているような気がする。それには上に書いたような理由もあるだろうが、陸続きでさまざまな人種、宗教、言語のひとが出会うような地域では常に「わたしはあなたに敵意をもっていません」というサインを示す必要があったという歴史や文化にも由来しているのだろう。

つまり、日本の田舎のようなハイコンテクスト社会でも、欧米のようなローコンテクスト社会でも、気軽に「ありがとう」というのは変なことではなくむしろ必要な処世術にちがいない。

質問者も親しい仲間うちでは「ありがとう」を使っているふしがある。「ありがとう」を使うことに抵抗があるのが仲間うち以外の人間に対してのみだとしたら、質問者にとっての世間、社会とは自分の仲間うちのことで、それより広い単位の集合の構成員であるという意識が薄いのだろうと思う。
コメント
この記事へのコメント
ひょええええ!こんな風に感じる方もいらっしゃったのですねえ。
おっしゃるように、英語では常にThank youは言わない方が失礼になるので、それをクセにしてしまおうと、娘たちには日本でも食べ物が運ばれてきたら「ありがとう」と言わせていました。
まさか、ムッとされていたとは・・・ここで聞けてよかったです。
2008/03/12(水) 21:57 | URL | どんぐり #-[ 編集]
前日の「"ありがとう"が"アリガトー"と外来語に聞こえる」説にも驚きましたが、
知らない人からありがとうと言われると、馴れ馴れしい、偉そう、と感じるとは・・・。
驚きを通り越して言葉も出ません。

わたくしは、No thank you. の日本語版(?)で、
「ありがとう、でも結構です」と言うことがよくありますが、
これなど、若い子たちには不気味に聞こえるのでしょうか。
2008/03/12(水) 23:14 | URL | sanmonbunshi #-[ 編集]
質問者は若いかたのようですが、親なり家族なり、やはりいくらかは上の世代の影響を受けてあのような感覚を身に付けたのでしょうね。
それにしても、いろいろな感覚のひとがいらっしゃるものですね。
2008/03/12(水) 23:57 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
そうですね、ちょっとおどろきますよね。
自分は、「ありがとう」と言ってもらうと(嫌味や皮肉じゃないかぎり)うれしいので、だれでもそうだろうと思っていました。
お子さんをそのように躾けられているのはよいことですね。さすがです。
2008/03/13(木) 08:53 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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