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スポーツ報知:常用漢字改訂、「俺」で大モメ

記事によれば、文化審議会漢字小委員会では「(『俺』を)子どもに教えるべきものか」という意見があるらしい。なぜ子どもに教えるべきでないと思うのだろう。下品ということなのか。「俺」って下品かなあ。広辞苑には、「卑語」というのか、下品なことばとは書かれていないが。

おれ【▼俺・▽己】〘代〙一人称の人代名詞
[類語分類]人称/私わたくし・わたし
くだけた場面で自分を指し示す語。「─とお前の仲じゃないか」◇多く男性が使う。
(広辞苑第六版)

このことばは下品、という個人の感覚で言っているのなら、差別語のことば狩りよりもひどいと思う。まあ、仮に下品なことばだとしても、現に使われていることばを教えないというのは妙な話だ。

「俺」という一人称は、わたしは使わないけれど、なぜか読めるし書ける。本宮ひろ志さんのマンガ、「俺の空」のおかげだろうか。「俺の空」に限らず、「俺」という漢字は、いまでもマンガの中でたくさん使われているだろうと思う。マンガは仮名が振ってあるから、マンガで漢字を覚える子どもは多いだろう。そう考えると、文化審議会漢字小委員のこの発言はいかに浮世離れしていることか。


大マスコミに載るわけでもないわたしのやるような翻訳の仕事でも、基本的には常用漢字以外は使わないことになっている。だから、たとえば、「完璧」は「完ぺき」とか「完全」、「活かす」は「生かす」と書くことになる。

「完璧」の「璧」という漢字には「ペキ」という読みがないということらしい。まあ、「完璧」なんていうことばはもともと使わないけれど。また、「使えない社員を生かす」と書くと、「使えないけれども給料をやって生かしておいてやる」と、会社が生殺与奪の権をもっているような意味になってしまいそうだ。でも、まあ、しかたない。なんとも不自由なことだ。
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