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少し前、NHK 「プロフェッショナル 仕事の流儀」で森内俊之さんと羽生善治さんの名人戦を取り上げた放送があった。録画したままにしていたのをやっときのう見た。

第一局から第六局までの投了の場面が映されていて、とてもきれいな光景だなと感じた。「投了」というのは将棋や囲碁で自分の負けを宣言することだ。森内さんも羽生さんも「負けました」とはっきり発声して頭を下げていた。

将棋や囲碁のように敗者が「負けました」と宣言することで終了する競技は、あまり多くないような気がする。麻雀は勝者が勝ちを宣言するし、野球、相撲、柔道などでは審判が勝ち負けを宣言する。チェスは自陣の King を横倒しにすることで負けを宣言するようだ。

「負けました」といって頭を下げるというのは、かなり屈辱的な行為だ。しかし、将棋で負けるのには外的要因はまったくない。負けたのはすべての自分の責任であって自分で負けを認めるのはしかたがない。

こういう「潔さ」はとても大切だと思う。最近は潔くない事件が多い。食品偽造をしている会社の社長は事件が発覚してもなかなか自らの非を認めようとしない。見つかるまではよい目を見てきたのだから、見つかってしまったからには「すみません。たしかにやりました」といって謝る気にはならないものだろうか。わたしならそうする。

まあ、そんな潔いひとなら最初から不正なんかしないか。まじめに一生懸命に仕事して、それでも倒産したらそれはそれでしかたない、という態度も 「潔さ」のひとつだ。潔く生きようという気がないから、不正なことでもなんでもしようとするのだろう。

「負けました」と頭を下げることは子どもや慣れないひとにはつらいことかもしれないが、実は気持ちのよいことでもある。子どものときに将棋を習うのはそういう感覚を知るのにとてもよいと思う。
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