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数学者のピーター・フランクルさんの「美しくて面白い日本語」という本を読んだ。ピーターさんによればご自身のあやつる 12 か国語のうちもっともむずかしく奥深いのは日本語だそうで、その日本語についての熱い思いが書かれている。

たまたま並行して水村美苗さんの「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」という本を読んでいるのだが、そちらがどうやら海外生活の長いマルチリンガルの日本人から見た英語帝国主義の中で消えていく弱小言語としての日本語のすがたについての本らしいのに対して、ピーターさんの本は同じ日本語をテーマにしながらまったく毛色の違う本で、日本生活の長いマルチリンガルの非日本人が美しい日本語の存続を願う本である。

この本にはわたしも知らない日本のことわざや故事成語も紹介されている。本当に日本語が好きで好きでたまらなくて猛勉強したのだろう。頭が下がる。

そんなピーターさんも「塵も積もれば山となる」「一円を笑う者は一円に泣く」「目くそ鼻くそを笑う」ということわざはお嫌いらしい。これらのことわざは上の立場の人が下の立場の人を戒めることばのように感じられるそうだ。ピーターさんは、ユダヤ人であることやハンガリーという弱小国で生まれ育ったということなどから、力のある側が力のない側を封じたり馬鹿にしたりするような行為を連想させることばに人一倍敏感なのかもしれないと思った。

また、小学校の英語教育導入は米国に対する劣等感の裏返しではないか、英語教育よりもきちんとした日本語教育が重要だと主張している。これにはまったく同感だ。
コメント
この記事へのコメント
たんご屋本舗さん。
大変失礼なことをして、コメント欄に「だんご」と綴ってしまいました
ごめんなさい。日本語大好きと言いながら、我ながらあきれたものです。老眼を言い訳にするわけにもいきませんね。日本語の豊饒さは絶対に守りたいものです。
2009/01/13(火) 04:28 | URL | 沈丁花さん #m9.eh7ss[ 編集]
いえいえ、「だんご」に間違えるかたはおおぜいいらっしゃいますので気になさらないでください。日本語は本当におもしろいですね。
2009/01/13(火) 09:41 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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