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ある英文の focus on という表現を「焦点を当てる」と訳そうとした。別に光学に関する文を訳していたのではなくて、「注目を集める」というような比喩的な意味で使われている文を訳そうとしたのだ。しかし、なんとなく嫌な予感がしたので調べてみたら、案の定、広辞苑にも明鏡国語辞典にも「焦点を当てる」という表現は載っていなかった。「焦点を絞る」という表現なら載っている。考えてみれば、カメラなどを使うときに「焦点を当てる」という操作はない。わたしはこれまで「焦点を当てる」という表現をよく使ってきたが、「スポット(ライト)を当てる」などの表現と混同していたのだろうか。

「焦点」といえば、紙に書いた黒い点に虫眼鏡で太陽光を集中させて焦がす、という子どものころの遊びを想い出す。そういう経験があるために、「焦点を当てる」という表現に違和感がなくて、これまでよく使ってきたのかもしれない。

しかし、辞書に載っている「焦点を絞る」というのもどうだろう。カメラに「絞り」というのはあるけれど、あれは光量を絞るためのものであって、「焦点」つまりいわゆる「ピント」は絞るものではないような気がする。カメラに詳しくないので間違っているかもしれないが。この「絞る」は「的を絞る」などから流用されてできた言いかたではないだろうか。ピントは「合わせる」ものだから、やはり「焦点を合わせる」がいちばん合理的な表現のようだ。
コメント
この記事へのコメント
たんご屋さん、お邪魔します。言葉ってほんとに気にし始めるとどこまでも気になって仕方がなくなりますね。私も拙ブログを書くときには、これでも一応推敲に推敲を重ねて?載せることにしています。私[も]、と書くと同じ高さに立っているってアピールしているようで図々しいんじゃなかろうか、とか。実を申しますと、これでも一応英文科卒です。英検準一級。えへん!?
でも、それ以上進もうとした時に、in-だのcon-だの似たような単語が山ほどあることや、人と人との争い、と言いますか、勝ち負けに関する単語が非常に多く、さすが議論の伝統をもってなる英国で生まれた言葉だなあ、と、弱虫の私はさっさと尻尾をまいて、英語から逃げ出したのでした.....。オバマさんの演説、もうすぐ始まる!でもきっとちっとも聞き取れないんだろうなあ。
2009/01/21(水) 01:18 | URL | 沈丁花さん #m9.eh7ss[ 編集]
わたしは大学では心理学を専攻しましたので英語も日本語もきちんと学んだことはありません。このブログでは英語のこともときどき取り上げますので、何かお気づきの点があればぜひご指摘ください。よろしくお願いいたします。
2009/01/21(水) 09:01 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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