上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
前回紹介した長崎玄弥さんの「奇跡の英単語」では、形容詞の覚えかたにも連鎖記憶法を採用している。

形容詞と名詞の組み合わせのリストがたくさんあり、その意味を覚えてからリストを目で追って 1 項目を 1 秒以内に想起できるように練習するようになっている。たとえば

obstinate mule
capricious cat
moody bear

というようなリストだ。この例に書いたのは実際に同書に掲載されていた項目である。いまでも覚えているのだからやはり記憶によく定着する方法だったのだろう。

なお、前回書き忘れたが、この本では英単語の一覧を見て日本語の意味を想起するだけではなく、日本語の一覧を見て英語を想起するという両方向の作業をやることになっている。そうでないと、読めるが書けないということになってしまう。

名詞のリストを覚えるのはわりあいに簡単だったが、形容詞のリストはかなり手こずった覚えがある。まあ、単語数が倍になるのだから当然か。

もちろん後で知ったことだが、(as) obstinate as a mule という成句がある。つまり、obstinate という形容詞は mule と相性がよいわけで、obstinate mule という組み合わせで最初に覚えておけば後になって obstinate as a mule という成句を見ても、ああそうか、と簡単に納得できる。長崎先生はそういうことも考慮して形容詞となじみやすい名詞との組み合わせで項目を作っていらっしゃったようだ。

長崎先生の連鎖記憶法を使わないにしても、このように形容詞を名詞と組み合わせたかたちで形容詞を覚えるのは理にかなっていると思う。

子どもが成長過程で言葉を覚えていくときに形容詞を単独で覚えるということはほとんどないだろう。形容詞が何かを修飾している文脈の中で覚えていくはずだ。だから「obstinate、頑固な、obstinate、頑固な…」と唱えるようなかたちで形容詞を単独で覚えるのは無理があるし、実際に書いたり話したりするときに使いかたを間違えてしまう可能性も高くなると思う。
コメント
この記事へのコメント
教育現場では「obstinate=頑固な」などのようにむしろ単独で教えられることのほうが多い(多かった)かもしれません。言語を学ぶ際のいわゆる collocation の重要性を意識するかしないかは大変重要な問題だと思います。巷に「和製英語」や「間違い英語」が氾濫しているのは、この点に意識が向いていないからなのでしょうね。私自身、弱い部分なので、実際に教える際には非常に気を遣います…。(量をこなさないと身につかないもののようです。「量」をこなしていない教師がきちんとした「質」を提供しようとしているのですから、大変です?!)
2007/04/18(水) 11:33 | URL | mamarimama #-[ 編集]
英語教育者でもなく熱心な英語学習者でもないのに英語学習法のようなことをこのブログで書くつもりはなかったのですが、りりさんのブログの影響でついつい自分の過去の経験を書いてしまいました。まあご笑覧いただければさいわいです。
collocation の件、本当にそうですね。わたしたちが母語を話したり書いたりするときも過去に出くわした膨大な実例に基づいてしっくりいくいいかたをなんとなく選んでいるわけですからね。
本文の最後に書いた主張をつきつめると、例文ごと覚えるとか、お話を 1 つまるごと覚える(イングリッシュアドベンチャーとかいうやつがそうなのでしょうか)ということになってしまいますが、長崎先生の方法はその折衷案というか、せめて 1 つの使用例(形容詞+名詞)だけはまるごと覚えましょう、ということだと思います。受験生にはあまり時間がありませんからね。
2007/04/18(水) 12:19 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
引き続き形容詞までご紹介いただきありがとうございます。
形容詞参考例を見て反射的に頭に思い浮かんだのが、アメリカン・カルチャー(映画・コミック・本)などに描かれる動物と性格描写(まったく形容詞そのままに描かれている場合が本当に多い)です。小さい頃からこのように覚えたとしたら、こう視覚認知するような気がします。面白いなと感じました。たんご屋さんのリンク先子守男さんのところでも(mneumonic)とにあたりました。昨夜の英会話でもこの方法の話が出たばかりしたので、とても参考になりました。ありがとうございます。
2007/04/18(水) 12:42 | URL | りり #-[ 編集]
いえ、実はあとで副詞と動詞についても書くつもりだったのですが(笑)。
そうなんです。ほかに modest priest とか arrogant king なんていうのがありましたかね(この本はまだ売られているようですが、わたしの手元にはもうありませんので記憶違いがあるかもしれません)。この覚えかたは一種のステレオタイプというか悪くいえば偏見、先入観ができるのと同じしくみを利用して記憶を強化する方法ではありますね。逆に、このようにステレオタイプを利用するとものごとを覚えやすいということがステレオタイプというものの意義を示唆しているような気がするといえばおおげさでしょうか。
2007/04/18(水) 13:26 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
たんご屋さん、
こちらのエントリをTBさせていただきましたのでご連絡いたします。
2007/04/20(金) 12:42 | URL | りり #-[ 編集]
どうもありがとうございます。
2007/04/20(金) 18:19 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tangoya.blog95.fc2.com/tb.php/47-054ccb75
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
突然のトラックバック申し訳ありません。英語情報を発信しています。宜しくお願い致します。
2007/04/18(水) 11:41:08 | 英語
試験的ブログとはいえ・・・最初から更新が滞っていては話になりませんね。スミマセン
2007/04/20(金) 12:06:59 | 英語・おおそーか!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。