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中川財務相が記者会見でろれつが回らなかったという件で、国会で追及された中川さんが「昼食に乾杯したが、たしなむ程度にしか飲んでいない」と答えていた。その真偽は別にして、中川さんとしては「(酒は)ほんの少しだけしか飲んでいない」、つまり、「なめる程度に飲んだ」とか「申しわけ程度に飲んだ」とかいう意味でいったのだろう。しかし、「たしなむ」ってこういうふうに使うかなと思った。

「酒をたしなむ」というのは、ふつう、「下戸ではない」「お酒は好きなほうだ」というような習慣や嗜好を説明する意味だろう。特定の場面で具体的な酒を飲むことを「酒をたしなむ」とはいわないのではないか。そう思って広辞苑第六版を見てみた。

たしな・む【嗜む】
〔他五〕
(1)好んである事に心をうちこむ。精出して行う。毎月抄「この道を―・む人は」。平家物語(12)「武芸の道を打ち捨てて、文筆をのみ―・んで」
(2)好んで親しむ。「酒は―・む程度」
(3)常に心がける。常に用意する。狂言、六人僧「自然鬚を剃らうと思うて某は剃刀を―・うだ」。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「例の―・む継梯子、高塀に打ちかけ」
(4)心をつけて見苦しくないようにする。とり乱さない。幸若舞曲、切兼曾我「露の命を惜しまずして、最後を清く―・み候へ」。日葡辞書「ミヲタシナム」「タシナウダヒト」
(5)つつしむ。遠慮する。我慢する。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「涙―・む顔付は泣き叫ぶよりあはれにて」


やはり、「(酒を)少し飲む」という意味になる語義は載っていないようだ。皮肉なことに、「心をつけて見苦しくないようにする」「つつしむ。遠慮する。我慢する」なんて意味もある。

それにしても、あの記者会見のようすにはびっくりした。わたしと妻は脳卒中の前触れ症状ではないかと心配したほどだ。わたしも酒は好きだが、食事のときにワインを飲むぐらいではあそこまで酔わない。あの記者会見のような状態になるには、強い蒸留酒をぐいぐいと飲むか醸造酒なら何時間もかけて相当な量を飲まないといけない。中川さんも酒は好きだそうだからそれは同じだろう。まさか、G7 後の記者会見の前にそこまで大量に飲む機会もないだろうから、本人のいうとおり、風邪薬との飲み合わせでああなってしまったのだろう。でも、有事のときに総理大臣や防衛大臣がああいう状態だったらと思うとぞっとする。

風邪薬と酒をいっしょに飲む、しかも処方された量の倍も飲むなんて自殺行為といわれてもしかたがない。お父さんの中川一郎さんも見かけによらず気の弱いひとで睡眠薬を常用していたというが、十分に気をつけていただきたい。
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