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NHK の科学番組「サイエンスZERO」の「シリーズ ヒトの謎に迫る(5)-言葉はどう生まれたか」を見た。

この番組の「ヒトの謎に迫る」シリーズはとんでもなくおもしろい。前回のロボット工学から見た「ロボットと人間が向かいあうとき」では人間が人間であるというのは「人間に見えるかどうか」ということだったのかと気付かされたし、さらにその前の回の社会心理学から見た「実験で解き明かす!心に潜む仕組み」では道徳の起源について考えさせられた。それらを見たときも感想をこのブログに書きたいと思ったが考えがまとまらなくて書けなかった。いつか書くかもしれない。

今回は言語研究から見た「人間とは何か」ということで、人間の言葉はどのようにして生まれたかについての話だった。番組に登場した学者は主にジュウシマツを研究しているひとで、求愛の歌から文法が生まれてそこから単語ができたという説を主張する先生だった。言葉の起源にはもう1つの有力な説があって、それは身振りから単語ができてそれから文法ができたというものらしい。

言葉ができる前の古代人が鳥のように歌っていたというイメージはなかった。でも、鳴き声で連絡し合う動物は多いわけだから、たしかにそうであってもおかしくはないなあと思う。しかも、求愛の歌からというのがなんともロマンチックだ。まるで万葉集の「こもよみこもち」ではないか。

そういえば、言語学の鈴木孝夫さんが何かの本に鳥の鳴き声を研究した話を書いていたなあと想い出したが、どういう研究で、それが人間の言語とどういう関係があるという話だったか覚えていない。こんな調子だから本を読んでもいっこうに利口にならない。まあ、利口になるために読んでいるのではなくておもしろいから読んでいるわけだが。

それはともかく、「文法が先か単語が先か」というのは学者の間では熱いテーマらしいが、なんだか「卵が先かニワトリが先か」に似てるなあと思った。ミツバチのダンスなんかも単語に相当する要素と文法に相当する要素があったはずで、それらはどちらが先にできたわけではなく同時にできたのではないかという気がする。文法と単語は同時にできたという説はないのだろうか。というか、古代人が指さして「マンモス!」と叫ぶということを想像してみると、「指を指す」という行為と「マンモス!」という声を出すことの組み合わせが一種の文法を成立させているような気がする。文法と単語というのはそんなにくっきりと分けられるものなのだろうか。あるいは、分けることに意味があるのだろうか。うーん、言語学の素養がないのでなんともわからない。わからないからおもしろい。
コメント
この記事へのコメント
言葉の発生については、言葉を生業にする者として、大変興味があります。私も呼び声の様なものから変化して、言語になったと想像していたのですが、ご紹介にあった番組や本は面白いですねー。いつもブログ拝見しております。これからも興味部会お話、楽しみにしております。
2009/03/03(火) 11:37 | URL | キリギリス #-[ 編集]
はじめまして。そうですね。歌から文法ができて、そのあとで単語ができたというのはおもしろい説ですよね。うーん、本当かな、とどうしても思っちゃいますが。
2009/03/03(火) 13:19 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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