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先日の夜はかなり雨が降った。うちの窓の外にはアスファルトの野外駐車場があり、ところどころにへこんだ部分があるので雨が降るとあちこちに水たまりができる。そのうちの中央付近にあるいちばん大きな水たまりを見るとはなしにぼんやり眺めてみたら、その水たまりを向こう側から手前に何か小さなものが渡ってくるのが見えた。

たぶん数センチぐらいの大きさで、甲虫か、何かの甲殻類のようによちよちと小さく揺れながら渡ってくる。水たまりを渡り終えると水のたまっていない部分にまで上がってきて別の小さな水たまりのほうに移動していく。まるで、以前テレビで見た、南方の島でヤドカリが大群で移動しているかのような光景のようだった。

いったい何だろう、外に出て確認しようかなと思って目を凝らしてよくよく観察してみると、ああ、なんだ、と思った。泡だったのだ。大きな水たまりにできた泡が風で手前に流されてくるのである。しかも、水たまりの外にまで出てきて別の場所にある比較的小さな水たまりにまで移動している。そういえば、洗濯石けんでできる泡がこういうふうな重力に逆らった動きをするのを見たことがある。表面張力か何か、そういう力が作用しているのだろう。遠目でみると生きものにしか見えなかった。これはおもしろいと思って別の場所で作業をしていた妻を呼んでみたが、数分して妻がやって来たときにはそのような現象はもう見えなくなってしまっていた。

しばらくして、いま妖怪を見たんだな、と思った。となりのトトロに出てくる「まっくろくろすけ」っていうのはこういったものだろう。わたしは現代人らしく「なんだ、泡か」と判断して納得してしまったが、江戸時代のひとなら何かの妖怪だと思っただろうし、現代人でも水木しげるさんなら妖怪だと断言するに違いない。

別に水木さんをバカにしているわけではない。妖怪はわたしも信じている。自分の頭の中に確かに存在するし、カッパや天狗なら多くの日本人の頭の中に確かに存在している。
コメント
この記事へのコメント
ちょっと人を驚かす妖怪。いいですね~トトロや千と千尋の世界ですね♪

アメリカ育ちだからなのかわかりませんが、子供のころコップがテーブルを上をススーと動くのを "magic"と言ってました。もうちょっと Western fantasyに浸かってれば "fairies"だったのかもしれません。

妖怪とフェアリーは似たようなものなのかもしれません。
2009/04/03(金) 22:36 | URL | ひぽ #-[ 編集]
いいでしょう(笑)。妻が来たらいなくなったところも、なんだか妖怪らしかったなと思います。
なんというか、人間は目ではなく脳でものを見ていることを再認識させられました。
なるほど、妖怪と fairy ですか。この場合は、そうかもしれませんね。ただ、日本語の「妖怪」は、もっと、おそろしいものや、かたちのないようなものや現象に対しても使うようです。もっとも、fairy にもそういう使いかたがあるのかもしれませんが。
2009/04/04(土) 09:01 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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