上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
先日の句動詞についての記事で「高校のときに句動詞をたくさん覚えさせられたが残念ながら忘れてしまった」というコメントうさぎいちごさんにいただいた。

わたしも単なる名詞や動詞などの単語よりも句動詞のほうが忘れやすい気がしている。それは一部の句動詞がイメージと連動させにくいからなのではないかと思った。

draw という動詞は、引っぱるというイメージで覚えている。この単語の描くとか(線を)引くという意味も、わたしの頭の中では、紙の上でペンの線を引っぱるという同じイメージにつながっている。わたしは単語をそういうふうに覚える。したがって

draw in fluid by suction (液体を吸引力により吸引する
the sessions drew crowds (観客を動員した
We can draw the following conclusions (以下の結論を導き出すことができる)

といった意味なら、引っぱる(引っぱり出す)というイメージで連想できるので容易に読解できる。

しかし

draw on one's knowledge and experience 知識と経験を生かす(活用する)

の場合は、on の接触継続のイメージを動員しても draw の引っぱるというイメージからは意味を連想しにくい。このあたりが、一部の句動詞というものの覚えにくさ、忘れやすさの原因になっているように思う。

もちろん、句動詞でもイメージで記憶できるものもある。draw に関する句動詞でいえば、draw out (引き延ばす、だらだら続く)とか draw up (策定する、書類を作る)などはイメージで理解しやすい。ほかの動詞での句動詞の例を挙げれば、put onput togetherput asideput away などはイメージで覚えやすいし、実際、わたしはイメージから覚えている。

しかし、draw on のような(わたしの英語レベルでは)イメージで覚えにくい句動詞は、新しい単語だと思って覚えるのがよいのかもしれない。

そのようにして覚えた句動詞がある程度の数になるとブレークスルーが起きて、いまの段階ではまだ理解できていない、 drawon についての新しいイメージを得ることができるような気がする。

ところで、draw には「引き分け」という意味もある。ここにも「引」という字が使われているのは偶然なのだろうか、それとも「引き分け」という日本語は draw からできたのか。「くじを引く(draw lots)」とか「預金を引き出す(draw out a deposit )」の「引」はどうなのだろう。
コメント
この記事へのコメント
draw と漢字の「引」については私も同じように感じていて、drawer が「引き出し」のことを表すと初めて知った時には何とも言えない感動のようなものを覚えたことを思い出します。句動詞については、動詞のイメージと共に、前置詞(または副詞)のイメージを合わせて覚えることが大切ですよね。でも、身につけるには苦労が伴い、日本人学習者にとっての苦手分野ワースト3に入るのではないかと感じています。もちろん私も非常に苦手です。(1位は冠詞の用法でしょうか?)
2007/05/09(水) 22:47 | URL | mamarimama #-[ 編集]
なるほど、drawer もありましたね。「クジを引く」「預金を引き出す」についてですが、「引く」というのは人間の基本的な動作なので、日本と英国で偶然に同じメタファーを使用したのかもしれません。
ただ、「注意を払う」というような表現は、昔の翻訳文学か何かで pay attention を直訳したものが翻訳調の日本語表現として定着したのだろうと思うのですよね。
句動詞はイメージで覚えられるものは楽なのですけれど、そうではないものはむずかしいですね。
日本人学習者にとっての苦手分野ワースト3ですか。だとしたら、「前置詞3年冠詞8年」というのを何かで読んだことがありますので、それらが2位、1位ですかね。
2007/05/10(木) 10:58 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/01/25(金) 16:28 | | #[ 編集]
どうもありがとうございました。
2008/01/26(土) 17:32 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tangoya.blog95.fc2.com/tb.php/65-045e2936
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。