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この春から、「大和証券杯ネット将棋最強戦」という将棋棋戦が始まった。

将棋の棋戦には 7 大タイトルの名人、竜王、王将、棋聖、棋王、王位、王座や、NHK 杯将棋トーナメントなどの優勝棋戦がある。それら従来の棋戦は、対局者が同じ場所に行き、その場にある将棋盤と将棋の駒を使って対局されるものだった。NHK 杯戦などでそういう将棋の対局風景をごらんになったことのあるかたもいらっしゃると思う。

大和証券杯は、将棋の盤駒を使わない初めての棋戦である。つまり、インターネットを介して仮想の盤と駒で戦われる。毎週日曜日の夜にプロ棋士がそれぞれの自宅(自宅が不都合な場合は他の施設)で対局し、ファンはインターネットを通じてその対局をリアルタイムで観戦することができる。

うーむ、技術の進歩はそこまできたかと感慨深い。かつて、谷川九段は「自分の生きているうちは和室で和服を着て盤駒で対局するといった慣習が変わることはないと思う」というようなことをよくいっていたが、なんのことはない、もう変わり始めてしまった。

もともと、コンピュータと将棋は相性がよいと思う。コードというか符号のやり取りさえすればよく、それ以外の盤や駒の表示は、本来、あってもなくてもよいからだ。将棋は麻雀やバックギャモンと違って必ずしも盤駒が必要ではない。

盤駒を使わずに符号だけで将棋を指すことを「目隠し将棋」という。わたしも学生のころ居酒屋で友人と符号だけで将棋を指していたことがある。当時は初段に毛が生えたぐらいの棋力だったと思うが、そのくらいの棋力でも慣れれば「目隠し将棋」はできる。ソロバンのできるひとがソロバンなしで暗算できるのとちょっと似ているのかもしれない。

つまり、将棋の世界は脳の中だけで完結している。門外漢だが、こういうところは数学に似ているのかなあと想像する。数学者が数学を考えるのに脳以外のものは必要ないだろう。将棋の世界も数学の世界も脳の中だけに存在するということだと思う。
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