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「完璧」はなぜ「完ぺき」と書くのか―これでいいのか?交ぜ書き語
ISBN:4469221791 田部井文雄 大修館書店 2006/02 ¥945


「交ぜ書き」というのは、この本の標題にあるような「完璧」を「完ぺき」とするような書きかたのことだ。パソコンを使っているとほとんどの漢字は読みを入力するだけで書くことができるので、なぜ「完璧」を「完ぺき」と書くことがあるのか本当にわからなくなる。まあ、理由はかんたんで「璧(ぺき)」という漢字が常用漢字表に入っていないからだ。この本の著者は「交ぜ書き」に強く反対する立場でこの本を書いている。そこまでこだわらなくてもと思うが、たしかに交ぜ書きに生理的な嫌悪感があるというひとは多いと思う。

交ぜ書きではなくて書き換えで対応された熟語もある。たとえば「洗滌(せんでき/せんじょう)」は「滌」の字が表外漢字なので「洗浄」と書かれるようになった。「障碍」も「碍」が表外漢字なので「障害」と書かれる。ただし障害者という熟語に関しては、害という文字に悪い意味があるために「障がい者」とあえて交ぜ書きで書かれることも多いという複雑な事情がある。

この本を読んで、そうだったのかと思ったのは「谷川浩司九段と羽生善治三冠は、将棋界の双へきである」などというときの「双へき」を本来の字で書くと「双璧」だということだ。わたしは、これを双壁つまり 2 枚の壁(かべ)だとずっと思っていた。正しくは双璧、つまり完璧と同じ璧(美しい玉)という字を使うということをやっと知った。この本の著者の「危ぐ」するとおり、交ぜ書きばかりを見ているとこういうことがわからなくなってしまうのだろう。
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羽生善治羽生 善治(はぶ よしはる、1970年9月27日 - )は日本の将棋棋士 (将棋)|棋士である。血液型はAB型。棋士番号175。埼玉県所沢市生まれ(出身は東京都八王子市)で、二上達也門下。1996年2月14日に七大タイトル (将棋)|タイトル全冠独占を成し遂げ
2007/03/23(金) 08:56:41 | ランのblog
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