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東京都広報の「東京カレンダー」という欄で、季節の話題として「初夏の味わい、鮎(あゆ)の塩焼き」という標題の記事が書かれていた。その前半の段落を引用する。

「香魚(こうぎょ)」とも呼ばれるように、独特の香りが特徴の鮎。6月には11月からの禁漁が解禁。東京湾で育った江戸前の鮎も川面(かわも)で踊る。

太字部分が妙にわかりにくい。そこでアユならぬこの文を俎上にして、どうしたらもっとわかりやすく表現できるだろうかということを検討してみたい。

まず、「6月には11月からの」の部分について考えてみる。「6月」というのは今月のことであり、「11月」というのは昨年の 11 月のことだ。それなのに、この文では、後のことである「6月」が先に出てきて、先のことである「11月」が後で出てくる。こういうのは時系列に沿って「昨年 11 月」を先に書いたほうがわかりやすいのではないだろうか。

その次の「禁漁が解禁」は重複表現である。ひねくれたひとは「禁漁することが解禁になるのなら、これから大手をふるって禁漁するということじゃないか」と思うかもしれない。「禁漁が解かれる」というのがおそらく一般的な表現になると思う。

そうすると、とりあえずの書き換え案は「昨年11月からの禁漁が6月には解かれる」となる。

しかし、いまは 6 月である。だからこそ、原著者は「6月には11月からの禁漁が解禁」と 6 月を強調する書きかたをしたと思われる。

それを踏まえると、「昨年11月からの禁漁が、この6月に解かれる」という表現がわかりやすいのではないだろうかと思う。
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