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このところ日本語のことばかり書いている。たまには英語のことも書こう。
日本語や英語の豆知識を交えて昆虫に関連する英単語をまとめてみることにする。


insect

昆虫。昆虫は、頭、胸、腹の 3 つの体節に分かれている(切れている)。section などの単語でわかるとおり、sect は「切れた」という意味である。
昆虫のその他の特徴は、羽が 2 対 4 枚であること、胸から出ている足は 3 対 6 本であることである。したがって、エビやクモは節足動物ではあるが昆虫ではない。

bug

昆虫。コンピュータの世界ではそのまま「バグ(不具合)」と読んでよく使われている。バグを直すことを debug(動詞)、debugging (名詞)という。むかし IBM の大型コンピュータにガが紛れ込んで故障したところからこの意味ができたと聞いたことがあるが、真偽のほどはわからない。
カやハエなどがまわりを飛んでいると煩わしいが、bug には「(だれかを)困らせる」という意味もある。Stop bugging me! は「うるさい!」という意味。
カやハエなどの昆虫に人間のことばがわかれば盗聴するのは簡単である。同様に、bug には「盗聴器、盗聴する」という意味もある。

hexapod

昆虫、六脚類。昆虫は 6 本の足をもつ。
hexagon (6 角形、ヘキサゴン)でわかるとおり、hex(a)- は 6 のこと。tetrapod(テトラポッド、tetra は 4 の意)でわかるとおり、pod は足のこと。つまり、hexapod で「6 本足」である。

mosquito

カ(蚊)。カやハエは、飛ぶための羽が 2 枚しかない。じゃあ昆虫ではないではないかということなるが、やはり本来は 4 枚の羽をもっていたのであって、後ろの羽は退化しているが痕跡が残っている。
この単語、複数形が mosquitoes になることで有名である。
蚊取り線香は mosquito coil

fly

ハエ。かつて「The Fly」という SF 映画があった。ある機械翻訳ソフトが「Time flies like an arrow.(光陰矢のごとし)」を「時バエは矢を好む」と訳したというのも有名である。
南米に time fly という昆虫がいるというまことしやかな話を聞いたことがあるが、ぐぐってもまったく見つからないのでたぶんウソだ。

bee

ミツバチ。いつもせわしなくはたらいている印象のある昆虫である。
(as) busy as a bee は「ハチのようにいそがしい」という意味。

wasp

アングロサクソン系白人新教徒…ではない。ススメバチだ。こいつに刺されるとへたすると死ぬこともある。
短気な人気むずかし屋という意味もある。

butterfly

チョウ。考えてみれば「バターバエ」である。色の黄色いものが多いところからこのような名前になったらしい。
have butterflies in one's stomach(落ち着かない)という慣用句が有名か。

mantis

カマキリ。わたしの好きな昆虫である。praying mantis ともいう。西洋のひとには祈っているように見えるらしい。そういわれればそう見えるかもしれない。
mantis shrimp といえば、お寿司屋さんで出てくるシャコのこと。カマキリに似ているだろうか。

beetle

カブトムシ、クワガタムシ、コガネムシなど、背中のかたい昆虫。甲虫。英語圏ではこれらをあまり区別しないのだろう。

firefly

ホタル。知らなくても見れば意味のわかる単語である。

ant lion(doodle bug)

アリジゴク。ウスバカゲロウ。
最近はアリジゴクやウスバカゲロウを見たことのないひとが多いかもしれない。アリジゴクはウスバカゲロウの幼虫で、砂地にすり鉢状のワナを作り、その底でアリが落ちてくるのを待っている。
ウスバカゲロウはその成虫で、ちょっと小さめのトンボのようなすがただが、消化器がなくて何も食べずに生殖だけして死んでいくはかない昆虫である。


たくさん書いていけば読むかたの参考になる内容になるかもしれないと思って書き始めてみたが、こんなふうに続けていてもきりがない。
そもそも、昆虫は、地球上の全生物種の 5 割以上を占めるもっとも種類の多い生物なのである。
気が向いたら続きを書くことにして、このあたりでやめておく。
コメント
この記事へのコメント
面白いですね!

こうしてみると、虫を表す名詞は特別に名づけられたものというより、
その姿形の特徴を表したものなんですね。

動物でもそうですが、蟻を食うから「アリクイ」など、割と安易につけられることが多そうだなぁ、と思いました。

それにしても日本で「ホタル」というと情緒ある雰囲気の名前のような気がしますが、firefly になると途端にただの虫、という感じですね。
2007/06/04(月) 08:11 | URL | うさぎいちご #V4rYaZBU[ 編集]
そうですね。すがたかたちの特徴からつけられた名前が多いのでしょうね。

「アリクイ」は日本にはいない動物ですね。だれが最初に名付けたのでしょう。

ホタル。確かにそうですね。わたしたちは「ホタル」に日本の夏の情緒を感じますが、英米のひとのホタルに対するイメージはぜんぜん違うのでしょうね。

追記:
そうか、「アリクイ」は英語で anteater というのですよね。だれかがそれを直訳したのでしょうね。本当にそのままな名前ですね。
2007/06/04(月) 08:49 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
やっぱりanteaterを直訳しただけなんですね…。日本人の思い入れのない動物の名前は安直ですね。
それでも胸に月を持つ熊、ということで「ツキノワグマ」というのは確かにそのままの名前ですが、素敵な感じがします。
ついでにアゲハチョウというのは羽を上げてとまるから、と何かで読みました。
やっぱり簡単なんですね。
2007/06/04(月) 13:06 | URL | うさぎいちご #-[ 編集]
いや、anteater が「アリクイ」という名前になった経緯はもちろん知りませんよ(笑)。でも、たぶんそうでしょう。
アゲハチョウは「揚羽蝶」ですからね。それをいえば、モンシロチョウ(紋白蝶)もモンキチョウ(紋黄蝶)もオオムラサキ(大紫)も、似たようなものです。
安直といえば安直ですが、まあ、たいていのものの名前は安直につけられていると思います。とくに動植物はむかしのひとにとって日常生活に密着した存在だったでしょうから、凝って名前をつけるひまはあまりなかったでしょう。
2007/06/04(月) 13:28 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
意味がほとんど同じですけど、Insectは科学的なイメージを持ってるらしいです。Bugはinsectよりカジュアルだと思います。

だから、ディズニーのアニメは"A bug's life"で、科学の教科書はいつも"insect"で虫を言います。

Suffixが-flyのことばはたくさんありますね。高校の生物の授業でたくさん習いましたけど、学校のfield trips以外で使ったことがほとんどありません。^_^;
2007/06/05(火) 16:17 | URL | ゆ #-[ 編集]
butterfly、dragonfly、dayfly など、英語では飛ぶ昆虫を総称して fly と考えているようですね。そういう総称は日本語にはありません。チョウ、トンボ、カゲロウというふうに、それぞれ別々のことばになっています。
そうですね。こういった単語を覚えるのは趣味のようなもので、興味のないひとはまったく知らないことでしょうし、知らなくても何の問題もないと思います。
2007/06/05(火) 17:46 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
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「昆虫の英単語」の続編。はじめてしまったので続きを書く。どうせ、わたしの語彙力ではそれほど長くは続かない。dragonflyトンボ。漢字で書くと「蜻蛉」。この漢字はサイレイあるいはカゲロウとも読む。現在ではカゲロウ
2007/06/07(木) 10:55:06 | たんご屋本舗
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