上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
数日前の「血液型と文字のかたち」という記事で、金田一秀穂さんの書かれた血液型と文字のかたちの関係についての雑誌記事をむかし読んだことを書いた。

その金田一先生が「NHK 知るを楽しむ」という番組で 8 回にわたって日本語についての話をなさるとのことで、昨晩、その第 1 回を見た。見てよかったと思った。おもしろいし勉強になった。

たとえば、「この」「その」「あの」の意味の違いを解説している。
「この」は近いところ、「その」は少し遠いところ、「あの」はもっと遠いところを指すと思っているひとが多いが、そうではなく、「この」は自分の領域にあるもの、「その」は相手の領域にあるもの、「あの」は自分でも相手でもない外の領域にあるものを指していると先生はいう。

つまり、自分がもっている本は「この本」、相手がもっている本は「その本」、ふたりに関係のない机に置いてある本は「あの本」ということになる。この場合、たとえその机が相手よりも近くにあっても「あの本」である。だから物理的距離は関係ない。

そして、他人に背中を掻いてもらっているときに、どのようにかゆい場所を説明するかということを例に挙げて説明する。掻いてもらっているほうは、「そこ、そこ」という。掻いているほうは「ここか、ここか」という。たしかにそうだ。この例では、背中は自分のからだの一部であっても自分の視野にはないから自分の領域にはなく、掻いているほうのひとはよく見えているから自分の領域と見なしているそうだ。

うーん、おもしろい。

これを聞いて、このブログにときどきコメントをくださる日本語ノンネイティブの翻訳者である ゆ さんが以前ご自分のブログで日本語についての質問をなさっていたことを思い出した。

毎月、…する予定です。その計画は…を目的として行います。

この文の「その」を「この」にしてもよいか、違いは何か、という質問だった。
これに対して、わたしは「心理的な距離の差ではないか」といったようなことをコメントしたのだが、この金田一先生の解説をうかがうと、わたしの意見もまんざらではなかったと思う。

この番組は、毎週月曜日の 22 時 25 分から 20 分間放送される。昨晩の回の再放送は、来週の月曜日の 5 時 5 分からあるようだ。日本語に興味のあるかたで昨晩の放送を見逃したかたには、ぜひ再放送をごらんになることをおすすめしたい。

ところで、テキストを買おうと思って NHK のサイトに行って先生の略歴を見ると、大学院の専攻は日本語だが学部では心理学が専攻だったということがわかった。なるほど、だから血液型性格占いがなぜ日本で流行しているのかに興味があるのかと得心がいった。
コメント
この記事へのコメント
その番組、おもしろそうですね!
友だちに録画してもらおうと考えています☆来週の月曜日ですね...

さっきメールを書きましたけど、いま「は」と「が」の使い分けをちょっと考えています。:)

ところで、さっき友だちにcredit card cloningというビデオをもらいました。見てびっくりしました!もし時間があれば、ぜひ見てくださいね。ブログにリンクを貼りました。
2007/06/05(火) 16:11 | URL | ゆ #-[ 編集]
そうです。6 月 11 日です。朝 5 時 5 分から前回の再放送、同じ日の夜 22 時 25 分から 2 回目の放送があります。お忘れなく。
わたしはさっそくテキストを買ってきました。それで気がついたのですが、最初に 4 回と書いていたのは 8 回の間違いでした(本文はすでに直しました)。思ったよりもたくさんの回を見られるので楽しみです。
「は」と「が」の使い分けですか。それはむずかしすぎてわたしには説明できませんが、この番組でのどこかできっと取り上げられると思いますよ。
2007/06/05(火) 17:24 | URL | たんご屋 #Qhkulfr2[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://tangoya.blog95.fc2.com/tb.php/98-fe5c3c17
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。